タッチング~人と触れ合う大切さ~
こんにちは
今日は雨降りかなと思いつつ外を見たら曇り。
最近お洗濯物が部屋干しになっていて、
なんだか全然乾きません・・・
山は湿気も多く気温も低いです。
さて、今回は「タッチング」についてお届けしようかと思います!
タッチングという言葉を聞いたことはありますか?
何気なく耳にしているようなものなのですが、看護の現場などではこのタッチングという言葉を使うことがとても多いです。
誰かに触れてもらったときにほっとした気持ちになったり、緊張しているときに誰かにがんばれと身体をさすってもらったときに落ち着きを取り戻したり・・・そんな経験をされている方もいらっしゃるかもしれません。
人と人とが触れ合うという大切さを知っていただく機会になれば嬉しいです。
タッチングとは
タッチングとは、機械を使わずに手指を使って直接人の肌に触れ、さすったりマッサージしたりする行為のことを言います。
直接肌に触れることによって、“心と身体”の緊張がほぐされて人はリラックスした状態となり、身体の免疫力や自然治癒力が上がるとも言われています。
人の手のぬくもりには、「触れる」という行為を通して大脳を刺激し、オキシトシンやエンドルフィンが放出され、抗うつ薬と似たホルモン物質「セロトニン」を増加させるという研究まで進められています♪
日常でのタッチング行為というと、人と握手をしたり、背中をぽんぽんと叩いたり、痛いところをさすったり・・・そんな些細なこともタッチングとなります☆
ヒトの皮膚
人と触れ合うということは、人の皮膚に触れるということでもあります。私たちの身体を覆っている皮膚がどんなものなのか、普段は何気なく見ている自分の皮膚ですが;;笑
簡単にご紹介いたします☆
皮膚は最も古い感覚器であるとともに最も大きな感覚器
と言われています。
わたしたちの皮膚の表面積はどのくらいだと思われますか?
実は成人で・・・たたみ約1畳分(約1.6㎡)で、重さは約3㎏です!
重さで言うと、全体重の6%は皮膚の重みということですね。
皮膚には様々な機能が備わっているのですが、(例えば、身体を外界からの刺激から保護する機能でしたり、体温を調節する機能など)その機能の中で皮膚知覚というものがタッチングという面ではとても大切になっていきます!
皮膚知覚というのは・・・
触覚・圧覚・温度覚・痛覚
です。
基本的に外界からの変化をキャッチするのはこのセンサーがあるからなんですね!
人が「気持ちいいな・・・」と感じるのもこの皮膚知覚が備わっているからです☆
これらの感覚というのは、ヒトを覆っている皮膚に存在する多くの受容器(受容細胞)によって認識をされ、脳へ刺激として届き、私たちが“感じる”ことができています。
触覚は触覚の受容器があり、冷覚・温覚などもみなそれぞれに受容器があります。
皮膚全体で全ての感覚を捉えているというわけではないのですね。
それだけを聞いても皮膚ってすごいなあ・・・と思います。目には見えませんが皮膚はとても働き者ですね!
皮膚知覚の中で最も敏感に感じると言われているのが
痛覚
となり、全身には痛覚の感覚点が約200万個あると言われています。
触覚や圧覚は約50万個なので、かなり多くなりますね。そして痛覚というのは、他の感覚は順応(身体が次第に慣れていくこと)していくのですが、それと異なり順応はしません
痛みに身体は慣れていくことはなく、とても敏感ということになります。
オキシトシン
冒頭でタッチングについて述べたのですが、人は触れるという行為を行うとオキシトシンというホルモンを放出すると言われています。
オキシトシンは聞いたことがある方も多いと思いますが、別名「幸せホルモン・愛情ホルモン」と呼ばれたりもしていて、このタッチングにおいて非常に重要な存在です☆
オキシトシンは、脳の下垂体後葉という場所から血中に放出されます。女性に密接に関わるホルモンでもあり、出産や授乳に関するホルモンなのですが、人と人とが触れる事によって放出されるとも言われ、他者との関係性の中で様々な効果を導きます。
~オキシトシンの作用~
恐怖を減らす
社会的行動を刺激する
コミュニケーションシグナルを容易にする
幸福感を築く
穏やかな落ち着きと信頼感を生み出す
痛みを軽減する
ストレスホルモンの放出を軽減する
心拍数と血圧を下げる
など本当に様々な恩恵があります。
人と触れ合うことでオキシトシンが増え、そしてこんなにも素敵な恩恵があるものなので、ぜひタッチングを生活に取り入れて頂きたいなと思います☆
ここでちょっと豆知識です。
「長寿の秘訣は寄り添い」
とも言われていて、単身で暮らす高齢者の方に比べて夫婦2人で暮らす場合、うつ病や不安障害、心血管疾患などの特定の病気を発症するリスクが低くなるとも言われているそうです☆
いまの時代ですと単身で暮らす方も多くなっていますが、人と人とのふれあいを大切にすること、関わりを持つことが大切なのだということを頭の隅に置いておいていただけると良いのではないでしょうか♪
オキシトシンにはとても良い作用があることが分かりました。
このオキシトシンというホルモンに注目をして、スウェーデンでは医療の現場や保育所・小学校でもタッチングケアが行われています♪
痛みの改善や解消、子供による問題行動の減少などへの効果が出ているそうです。
日本でも、認知症の方に対して、毎日10分間、1週間タッチングケアを行ったら乱暴な言動や徘徊が無くなったという事例もあるそうです。
タッチングは病気を治す!というものではありませんが、症状の改善は見込めると言われており、
人がストレスを感じるときに活性化する脳の扁桃体という部分をオキシトシンが和らげることも分かっています。
タッチングを生活に取り入れよう
タッチングはとても簡単にできるものではありますが、ひとつだけ注意しなければいけない部分があり、それは相手に不快感を与えないことになります。急に触られたりするとびっくりしますよね。知らない人にいきなり触れられると嫌な気分になる方もいらっしゃいます。
「嫌だな」という気持ちになると癒しとは正反対の感情になり、身体はストレスと感じますので、まずは身近なご家族やご友人様と取り入れてみてはいかがでしょうか^^そしてご自身が優しい気持ちでゆっくりと行うこと。それがポイントです♪
「背中へのタクティールケア」
先程スウェーデンではタッチングケアが多く行われているとご紹介しましたが、そのスウェーデン発祥のケアが「タクティールケア」というものになります。看護の現場でも取り入れられていますので、認知症の方へのケアはもちろん、ご家族とのコミュニケーションを取る場面でも、とても簡単なのでぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
1、両手を相手の肩に置きます
2、背中の輪郭を右手でゆっくりなぞります
3、背中の中心部から両手で放射線状に触れていきます
4、腰から両手でくるくるとハートの形を描きながら上へと移動します
5、肩の方から腰へ両手を揃えて蛇行させていきます
6、「2」の手技をもう1度行って、肩に両手をそっと添えておしまいです。
順番などは特に決まりはありませんので、
ゆっくりと相手に合わせて行うと良いかと思います♪
タクティールケア以外でも、ご家族、ご友人とハグをしたり、お互いにマッサージを行うことも良いと思います♪もちろんサロンにてケアを受けてくださることもタッチングになります☆
生活の中に上手にタッチングを取り入れて頂き、
心と身体のケアを行っていただければ嬉しいです。
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おすすめアロマ~香りで心と身体を健康に~
☆パルマローザ☆
このパルマローザという精油は、香りはローズと似ているのですがバラ科の植物ではなく、なんとイネ科の植物になります。皮膚のトラブルにとてもよい作用を持っているので、スキンケアにもよいですし、
水虫にもおすすめの精油となります。
あまり聞き慣れない精油かと思いますが、見つけることができましたら、バラの香りはするかな?と嗅いでみてはいかがでしょうか?
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